青空文庫のテキスト文書を音声ファイルに変換するプログラムです。JScriptという言語で書かれています。

対象はWindowsのみです。パソコンに Microsoft Speech Platform もしくはSAPI5に対応した音声合成エンジンがインストールされている必要があります。

送るメニューに登録するなどしてご利用ください。詳しい使い方は、圧縮ファイル中の readme.txt に書いてあります。

ルビの変換や、音声の設定、言語の指定など、様々な設定にすることができます。

免責事項

このプログラムが原因で生じたいかなる損害に対して、作者は一切の責任を負いかねます。このプログラムの利用は自己責任でお願いいたします。

注意事項

音声設定の組み合わせの中にはmp3への変換などにより耳障りなノイズを発生させるものがあるかもしれません。設定を変更して最初に聞くときは、耳を痛めないよう音量に十分気をつけてください。

ダウンロード

上記の免責事項に同意された方のみダウンロードし、ご利用ください。

fileaozoravoice240.zip

ダウンロード後、解凍ソフトで解凍してください。

※すでに置き換え辞書を使われている方へ バージョン2.3.3から置き換え辞書の文字コードをUnicodeに変更しました。お手数ですがバックアップをした後、文字コードの変換操作をお願いします。メモ帳でいったん開き、ファイルメニューからすぐに名前を付けて保存を選んで、下の方にあるメニューでUnicodeを選んだ後、保存してください。。

基本的な使い方

まず、setup.wsf をダブルクリックして送るメニューやデスクトップにショートカットを作ってください。

デスクトップにできた「aozoraVoice2 音声変換」ショートカットへ変換したいファイルをドラッグ&ドロップすると、設定画面が開きます。設定をした後、「この設定で変換」ボタンを押せば、対象ファイルの隣に音声ファイルができます。

また、ファイルの上で右クリックをするとコンテキストメニューが開きます。この中にある「送る」を選ぶと、さらにメニューを開きます。この送るメニューに新しく追加された「テキストを音声に変換する」、「設定してテキストを音声に変換する」のどちらかを選ぶと、変換できます。前者は標準設定を使った設定操作無しの変換。後者はデスクトップのショートカットでの変換と同じ変換です。

初心者向けの操作ではありませんが、aozoravoice2.wsfに対して、コマンドラインから設定できます。書式は /名前:値 です。具体的な名前の表記と値の範囲はconfig説明.txtを御覧ください。一つでもコマンドラインから設定がおこなわれると、設定ファイルに書かれたものは無視されます。コマンドラインから指定されていないものは、スクリプト内にある初期値が省略値として使われます。コマンドラインだけから指定できるオプションが一つだけあります。それは/timer:offです。これがコマンドラインにあると、終了時に経過時間を報告しません。

Microsoft Speech Platform について

マイクロソフトのホームページから無償でダウンロードできる最新の音声合成エンジンです。一緒に、配布されている言語をインストールすることで、様々な外国語をパソコンにしゃべらせることができるようになります。AozoraVoice2も2.4.0から、このMicrosoft Speech Platformに対応しました。

まず、次のページからランタイムをダウンロードし、インストールしてください。

Microsoft Speech Platform - Runtime (Version 11)

最近の64ビットパソコンの方はx64で始まる方、32ビットパソコンを今も使われている方は、x86で始まる方をダウンロードしてください。そのあとインストールします。

それが終わったら、各言語の音声を次のページから、ダウンロードし、インストールします。

Microsoft Speech Platform - Runtime Languages (Version 11)

たくさんのファイルが公開されていますが、音声合成のファイルは MSSpeech_TTS_で始まるファイルです。日本語の音声は MSSpeech_TTS_ja-JP_Haruka.msi です。

SAPI5 について

SAPI5とは簡単に言うと、Windowsに音声認識・音声合成の機能を組み込むために提供されている、命令などの集まりです。これに対応した音声合成エンジンを用意すると、今回のような音声合成を使ったプログラムを実行できるようになります。

SAPI5に対応した音声合成エンジンの入手方法

SAPI5に対応した音声合成エンジンは現在パソコンには標準で搭載されていません。そのため別途入手する必要があります。

入手しやすいのは次の3つの製品でしょう。

製品情報 ドキュメントトーカ 日本語音声合成エンジン for Windows
制限つきの無料版と、制限無しの有料版があります。

株式会社ナレッジクリエーション「しゃべるんです(xpNavo2)」
先代の製品 xpNavo と違って、パソコンの操作の読み上げはフリーのスクリーンリーダーNVDAを利用します。

ICレコーダー RR-US470 商品概要 | Panasonic
Panasonic ICレコーダー ブラック RR-US470に付属しているソフト「Voice Editing Ver.2.0 Premium Edition」には日本語を含む多言語のSAPI5音声合成エンジンが入っています。

また次のページが参考になります
まほろば::SAPI5 対応の日本語音声合成エンジンのインストール
SAPI5の情報だけでなく、このサイトでは障碍者のパソコン利用について詳しくまとめられています。

このページの新規情報として知ったのですが、現在マイクロソフトでは、障碍者やそのサポートの方を対象にWindows 7 に対応した日本語音声合成エンジンを無償(数量限定)で提供がされているようです。
それが次のページです。
Microsoft Windows 7 対応日本語音声合成エンジンの提供について
必要な事項を書いてメールを送って申し込むようです。

課題

開発履歴

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