青空文庫のテキスト文書を音声ファイルに変換するプログラムです。JScriptという言語で書かれています。 対象はWindowsのみです。また、パソコンにSAPI5に対応した音声合成エンジンがインストールされている必要があります。 送るメニューに登録するなどしてご利用ください。詳しい使い方は、圧縮ファイル中の readme.txt に書いてあります。 ルビの変換や、音声の設定、言語の指定など、様々な設定にすることができます。 * 免責事項 [#hef119a9] このプログラムが原因で生じたいかなる損害に対して、作者は一切の責任を負いかねます。このプログラムの利用は自己責任でお願いいたします。 * 注意事項 [#k5da0118] 音声設定の組み合わせの中にはmp3への変換などにより耳障りなノイズを発生させるものがあるかもしれません。設定を変更して最初に聞くときは、耳を痛めないよう音量に十分気をつけてください。 * ダウンロード [#z70fb7df] 上記の免責事項に同意された方のみダウンロードし、ご利用ください。 #ref(aozoravoice233.zip); ダウンロード後、解凍ソフトで解凍してください。 ※すでに置き換え辞書を使われている方へ バージョン2.3.3から置き換え辞書の文字コードをUnicodeに変更しました。お手数ですがバックアップをした後、文字コードの変換操作をお願いします。メモ帳でいったん開き、ファイルメニューからすぐに名前を付けて保存を選んで、下の方にあるメニューでUnicodeを選んだ後、保存してください。。 * 基本的な使い方 [#z408f984] まず、setup.wsf をダブルクリックして送るメニューやデスクトップにショートカットを作ってください。 デスクトップにできた「aozoraVoice2 音声変換」ショートカットへ変換したいファイルをドラッグ&ドロップすると、設定画面が開きます。設定をした後、「この設定で変換」ボタンを押せば、対象ファイルの隣に音声ファイルができます。 また、ファイルの上で右クリックをするとコンテキストメニューが開きます。この中にある「送る」を選ぶと、さらにメニューを開きます。この送るメニューに新しく追加された「テキストを音声に変換する」、「設定してテキストを音声に変換する」のどちらかを選ぶと、変換できます。前者は標準設定を使った設定操作無しの変換。後者はデスクトップのショートカットでの変換と同じ変換です。 * SAPI5 について [#a2eae0e9] SAPI5とは簡単に言うと、Windowsに音声認識・音声合成の機能を組み込むために提供されている、命令などの集まりです。これに対応した音声合成エンジンを用意すると、今回のような音声合成を使ったプログラムを実行できるようになります。 SAPI5の前には、SAPI4、SAPI3などがありました。SAPI4は今も現役で使われています。 このプログラムでは簡単にスクリプト言語で記述できるSAPI5を使って作られています。(作者はJScriptでSAPI4音声をファイルに記録する方法を知りません。) * SAPI5に対応した音声合成エンジンの入手方法 [#ve020685] 執筆予定 * 課題 [#s32d0070] - Prototype.jsを使って、きれいなオブジェクト指向、DOM操作に書き直す。 - config.txtで指定するすべての設定をコマンドラインスイッチで実現する。 - 外国語のテキストを対象にしたとき、文字化けした文字を読んでくれない。これに対応する。(2.3.2で解決) - このソフトの欠点として、動いているのかどうか分からないという問題がある。 変換中だというメッセージが出るようにする。(2.3.0で解決) - ファイルを与えると設定画面が開き、そのまま変換するスクリプトも用意する。(2.3.0で解決) * 開発履歴 [#b7d31111] - 2.3.3(2008.09.28) -- 置き換え辞書、出力テキストなどの文字セットをUNICODEにした。辞書を使っている人は、2.3.3を実行する前に、辞書ファイルを一旦メモ帳で開いて、名前を付けて保存するにして、文字コードのところでUnicodeを選んでから、保存してください。 -- <前回の設定>を参照できるようにした。前回の設定は、前回設定ウィンドウから実行した変換のこと。これで設定を登録し忘れたとき困らない。 -- 変換中メッセージの表示を選択できるようにした。 -- mp3を作ったときwavを削除するかどうか決められるようにした。 -- 設定ウィンドウ無し変換で、設定ルーチンを呼び出さないようにした。 -- 設定ウィンドウでの設定項目の配置を少し整理した。 -- ()で囲まれたルビも変換できるようにした。 - 2.3.2(2008.09.26) -- 文字集合の選択メニューを追加。これで英語以外の外国語での音読も可能になった。 - 2.3.1(2008.09.25) -- 変換ボタンの横に使用する設定を選ぶメニューもつけた。 - 2.3.0(2008.09.24) -- ファイルの構成を変えた。 -- ショートカットによるスクリプトの登録を少し変えてみた。 -- 変換中、何を変換しているかメッセージがでるようにした。 -- そのメッセージウィンドウに強制終了ボタンをつけてみた。 -- 設定ウィンドウで設定をした後、変換できるようにした。 -- 設定を登録できるようにし、あとから参照できるようにした。 -- どの設定を使っているのか、設定ウィンドウのタイトルに表示するようにした。 -- 辞書ファイルを設定ウィンドウから開けるようにした。 - 2.2.4(2008.09.16) -- 必要性も低いだろうから、htaファイルで選べるWAVのフォーマットを限定的にした。 -- 整理のときにできてしまった不具合をいくつか修正した。 - 2.2.3(2008.09.16) -- WAVファイルの音声フォーマットを設定できるようにした。設定できる全てのフォーマットが利用可能にしてある。mp3に変換すると耳障りな雑音にしかならないものなど、いろいろあるので、特に注意すること。未知の設定のときは、決してヘッドフォンで利用しないこと。 -- 内部を整理。 - 2.2.2(2008.09.09) -- 青空文庫の形式のチェックが厳しかったので、少しゆるめた。 -- それにともない設定の項目をいくつか変更。 - 2.2.1(2008.09.07) -- htaファイルの合成音声の部分をもう少し分かりやすく変更。 -- 音声合成の設定をXMLを使わないものに変更。 - 2.2(2008.09.04) -- 設定変更用に、htaファイルを追加。 -- グローバルな変換辞書を、ローカルな変換辞書と別な名前に変更。 - 2.1.2(2008.08.30) -- 分割しないとき、タイトルなどが分からなくなるので、作品についての情報を出力する部分を変更。 -- 副題との区別が付かないので、著者名の取得を諦める。 - 2.0(2008.08.26) -- 踊り字変換機能など大幅に機能拡張。 - 1.0.4(2008.08.30) -- 細かな修正を加えた1系列最新版 - 1.0(2008.04.17) -- textvoice.wsf を拡張して、とてもシンプルな青空文庫音声化プログラム aozoravoice.wsf を作る。 * コメント [#yc2db245] #comment()